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2018.03.04
知って守ろう!紫外線による乾燥のメカニズム
知って守ろう!紫外線による乾燥のメカニズム
リード
厳しい寒さに終わりを告げ、ポカポカ陽気の春を迎えてホッとする方も多いのでは?
一方で紫外線が気になりはじめる季節でもありますよね。実は春こそがお肌への負担が
大きい季節なんです!一体どういったメカニズムになっているのでしょうか?
季節ごとに変化する紫外線と肌の関係をみていきましょう。
- 紫外線の種類と季節
紫外線は波長の長い順にA・B・Cと分類されていて、現在地上に届いているものは
紫外線UVAと紫外線UVBの2種類。UVAは肌の奥深く真皮まで届き、
活性化酸素を作り出すことからシワやたるみを引き起こすと言われています。
UVBは肌の表面が赤くなる炎症を引き起こし、メラニン色素を過剰に発生する
ことによってシミやソバカスの原因になることも。
夏は強くて冬は弱い、紫外線。なんとなく理解しているようで、実際の紫外線量の
変化は思っている時期とは少し違うかもしれません。具体的には、UVAが最も
強くなるのは5月!少しびっくりですよね。一番少ないのは12月ですが、
12月でも5月の半分程度、2月でも真夏の80%程度はあるので油断はできません。
UVBは季節による変動が激しく、5月頃から徐々に増え始め、最も強いのは6~8月、
春や秋には半分ほどに、冬には1/5程になります。
余談になりますが、日焼け止めに表記があるSPFとPAの意味、どこまで
理解できていますか?SPFは主にUVBの防止効果を示し、日焼けし始めるまでの
時間をどれだけ延ばすことができるかを数字の大きさが表しています。
PAは主にUVAの防止効果を示す数値で、+が多いほど効果の高さを表しています。
この機会にセットで覚えて、紫外線対策に役立てましょう。
■紫外線の影響大!春~夏のお肌の状態
紫外線の影響が大きい季節は春から夏ということが分かりましたね。
では春と夏、お肌はどんな状態なのでしょうか。
・春は不安定でゆらぎ肌
冬の乾燥ダメージが蓄積され、肌の表面にある肌バリア機能や保湿機能の
低下がみられます。乾燥肌は冬の方が激しいイメージがありますが、
実際には春もまだ湿度は低く肌に与えるダメージは大きいのです。春先は
朝晩の寒暖差が大きく、肌状態が不安定で敏感になりやすく、強く吹く春風に
よって肌に汚れが残ることで「にきび」が出ることも。ヒノキやスギの花粉の
影響で、肌の調子が崩れることもあります。
・紫外線強でトラブル増な夏肌
強い紫外線から、メラニンが過剰に作られることにより、日焼けやシミ、
そばかすが目立ちやすくなります。紫外線の影響でコラーゲンがダメージを
受けた肌は、コラーゲンなどがハリの低下を招くことも。気温の高さから
皮脂分泌が増え、毛穴の開きやべたつき、化粧崩れなどを起こしやすい状態です。
室内の冷房によって肌表面の保湿機能が下がり、夏も肌の乾燥への注意が
必要といえます。
■紫外線が招く乾燥肌とは
先ほど紫外線の多い夏の肌トラブルのひとつに、冷房などによる乾燥肌が
出てきましたね。実は紫外線の影響でも乾燥が進むと言われているんです。
肌の表面にある肌バリアは、水分を閉じ込めたり外からの刺激を
緩和してくれたりする役目があります。この肌バリアを壊してしまうのが紫外線。
紫外線によってバリアが壊れた肌は水分量が減ってしまい、今度は肌を
守ろうとする働きから角質が溜まりはじめます。角質が溜まると今度は
保湿などの美容成分の浸透が悪くなり、更に乾燥を招きます。また、紫外線の
強い季節は冷房などの空調が欠かせない時期でもあるので、乾燥肌にとって
悪循環ばかり。
紫外線の影響で乾燥してしまった肌の回復には、定期的に溜まった角質を
ピーリングなどで取り除いて、スキンケア効果を出しやすくしましょう。
美容成分の粒子が細かく浸透しやすいスキンケア用品を選ぶこともおすすめ。
肌の新陳代謝も落ちているので、体を温めたり水分を多く摂ったり、
体の内側からも働きかけましょう。
■まとめ
紫外線=美白の目が行きがちですが、実は紫外線による乾燥にも
注意が必要だったのですね。紫外線の種類や多い時期を把握して、
うっかり日焼けを防ぎましょう。
お肌トラブルについてのお悩みもグランディールスタッフにご相談ください。
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